妊娠

出生前診断をするかどうか。

前回の続き、2018年春の話です。葉酸サプリについて妻と長い話になってしまったついで、というかちょうどいい機会だと思ったので僕がずっと気にかけていた「出生前診断」についても妻と話し合うことになりました。

カイ
カイ
出生前診断について機会があったら話をしたいとずっと思っていたんだけど、どう思う?「出生前診断」って知ってる?
妻
出生前診断?知らない。
カイ
カイ
出生前診断をすれば、妊娠中に胎児の染色体異常や懸念事項を前もって知ることが出来る。・・・そして望むなら中絶の選択肢があるってこと。
カイ
カイ
もちろん出生前診断にはリスクもある。
妻
リスクってどんな?
カイ
カイ
出生前診断を行うことで流産・死産の可能性が少なからずある。
妻
そっかぁ・・・
カイ
カイ
うん。で、出生前診断をするかどうか、したとして懸念事項が見つかった場合、中絶するかどうかをいつか相談したいと思ってた。もちろん今話し合って「こうしよう!」と決めたとしても、実際に直面したら考えが変わるかもしれない。それも含めてどう思うか聞きたくて。
妻
・・・う~ん、それ難しいね。
カイ
カイ
この話って、「葉酸サプリを飲むかどうか」の話に関連があると思っててさ。僕らが望んでいるのはもちろん健康で元気な子、だよね。もし事前にそうじゃないとわかったら堕ろすのか?堕ろせるのか?って話。無感情な話かもしれないけど、「堕ろす」という考えであれば葉酸サプリを飲む飲まないにかかわらず出生前診断を受けて異常がみつかったら中絶すればいいだけの話じゃない?
カイ
カイ
しかもさ、仮に出生前診断で流産・死産の可能性が1%あるとして、おそらくその1%よりも低いであろう懸念事項の発生率のために1%の流産・死産を受け入れるって、どうなの?やることの意味と価値をしっかり考えるべきだよね。もっと言うと出生前診断で全ての懸念事項が判明するわけではないし、発生しうる心配事を全て未然に把握することなんて今はできないよ。

※ここでの「1%」とはネットでサッと調べた情報を元に仮定の数字として出しています。正確な確率は情報元、ならびに夫婦の状況などによって異なりますのでご注意を。

カイ
カイ
そもそも、出生前診断をして問題がなくて、無事元気な子が生まれたとして、そのあと難病になったらどうするの?そんな可能性も頭に入れて出生前診断をするかどうかを考えてほしい。
カイ
カイ
ごめん、急に。僕が密かにためていたものを一方的に吐き出しちゃって。
カイ
カイ
で、何が言いたいかというと、僕たちに必要なのは覚悟だ、ってこと。いろいろな懸念や最悪の事態を頭の片隅に入れておいて常に覚悟をしておくことが大事だと思うってこと。
妻
そうだね。わかった。

というやりとり(途中、と最後にもっと長いやりとりもあったし、多少の脱線もしましたが)を経て、とりあえず現時点での結論に至りました。

「出生前診断はしない」、「葉酸はサプリではなく食事で摂る」、そして「できるだけ健康的な食事と生活を心がける」という結論です。

さて、いよいよ、子づくりです!