2018年夏、僕たち夫婦にとって初めての赤ちゃんは、残念ながら妊娠9週目で心拍が確認できなくなり、繋留流産の診断となってしまいました。(関連記事:妊娠9週目で赤ちゃんの心拍が確認できなくなった。)
ちなみに心拍が確認できなかった診察の日は、本来、順調であれば胎児のCRL(頭殿長)は2.5cmくらいになっているはずでしたがエコーでは0.7cmでした。よって実際に心拍が停止したと考えられる日は診断日の1~2週間ほど前になるかと思います。
妊娠7週目の前半、通院2回目のエコーでは心拍が確認できていたので、この計算だと僕たちの最初の赤ちゃんは妊娠7週目の後半から8週目くらいに僕たちの住む世界からいなくなってしまったことになります。
受精してから5~6週間でお別れが「たったの5~6週間」なのか「5~6週間もがんばってくれた」なのか、正直わかりません。
僕は、ネットの一般的な情報から、妻の年齢だと流産の確率が20~30%あることを知っていたので「流産は十分ありえる」と覚悟していました。
その確率については妻も知っていたはずですが、「妻は流産の原因が妻自身にあるのではないか?」と悩み、何時間も何日もネットで情報を探し続けていました。
僕がさらっとネットで調べた限りでは、妻に起因するような明確な情報や記事は見当たりません。
でも、これはこれでちょっとおかしいとも思う。
ごく少数の件数だとしても、こんな場合はママに原因がある、こういう場合はパパに問題がある、というような例があってもいいような気がするのに、
だいたい決まってこうだ。
「妊娠初期の流産の主な原因は受精卵の染色体異常など胎児側の理由によるもの。」
それって何?卵子か精子に問題があったってことではないの?
それって本当にどうにもならないのだろうか。
・・・でもけっきょく、どうにもならないからママのせいでもパパのせいでもないですよ~、ってやんわりとポジティブな方向に誘導しているんだろうな。
ダメな理由をあれこれ悩む時間があったら、睡眠と栄養をしっかりとって、健康的でなるべくストレスの少ない生活を心掛けて、次の妊娠に早く備えたほうがいいよね。
僕が至る結論はこのくらいまでで、この考えに要した時間は20~30分ですが、妻は数日間悩み続けました。
こんな状況がいいはずないのはわかっていても、どうしていいか僕にはわからない。
だって。。。
子どもを作って育てていけば、乗り越えなきゃいけない壁が何度も何度も出てくるよ。
・・・
・・・
僕は妻がすでに忘れている(であろう)ことを言いました。
それは赤ちゃんの心拍が停止したと考えられる妊娠7週目の後半から8週目のある日のことです。
その日、仕事から帰ってきた妻はいつもと違ってひどく疲労していて、かなり腰が痛いと言っていました。
話を聞くと、
いつもはデスクワークの妻が、この日にかぎって会議か何かの準備で長時間にわたって椅子や机を運んだり並べたりしたそうです。
このできごとがあった日と、赤ちゃんの心拍が停止したとされる日がぴったり重なるのは単なる偶然だろうか。
う~ん。。。
僕の本音としては、この因果関係に関しては半信半疑の半分です。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
それって今となってはどうでもいいことで、重要なのは今後です。
・・・
僕が可能性の1つを指摘したせいか、
それともすでに何日も考え尽くしたからか、
妻は流産について調べるのをやめたようです。
さて、
妊娠したら2人だけで自由になんでもできる時間はほとんどなくなってしまうだろうから、次の妊娠までのあいだの(2人の)時間はとても貴重です。
貴重な時間、大切に過ごすよ~!