妊娠

妊娠16週目(妊娠5か月)で切迫流産と診断され自宅安静を告げられました。

2019年2月下旬から3月上旬、妊娠16週目(妊娠5か月の前半)のお話です。おなかの張りが続いていますが、わずかな出血もあり、切迫流産の診断で1週間の自宅安静になってしまいました。

妊娠16週0日:2019年2月25日

仕事が定時で終わることが多い妻ですが、この日は2時間ほどの残業でかなり疲れて帰ってきました。

普段、事務作業ばかりで歩くことはほとんどないのにこの日はけっこう歩いたらしく、帰宅後は腰をはじめ、体のあちこちが痛いと言っています。

前回(初回)の妊娠で似たような状況があり、その後に稽留流産になっているので、妻も僕も心配です。(関連記事:稽留流産の原因を探る妻の苦悩。原因なんてわからない!知ってどうする。

不安を解消するため、帰宅して早々にエンジェルサウンズで赤ちゃんの心拍を確認します。(関連記事:エンジェルサウンズで胎児(おなかの中の赤ちゃん)の心拍をいつでも確認できる幸せ。

カイ
カイ
大丈夫!
心拍聴こえるよ。
赤ちゃん元気!
妻
よかった。

・・・

21時頃から妻が少しおなかの痛みを訴え出しました。

22時過ぎ、寝る前にオリモノの確認。ちょっと血が混じっているように見えるが、ほんの少しなので本当に血かどうか自信がない様子。

張りと痛みがある状況で見つけた出血(の可能性)に不安を隠せません。

心配なのでエンジェルサウンズでまた赤ちゃんの心音を確認します。

・・・

臍帯音も心音もはっきりと聴こえる。赤ちゃんは元気そうだ。

妻はネットと本でおなかの張りや流産のことを熱心に調べ始めました。

妻
朝、血が出ていたら病院かな?
カイ
カイ
うん。

・・・

と言っていた妻ですが妻の性格上こうなったら心配で気になってしょうがないらしい。

22時半、やはり心配なので病院に電話で相談することに。

妻
・・・痛みと張りがあって、出血もしていて・・・

・・・

と電話で説明する妻。

僕が見た限りでは、出血は、しているかどうかの判断が難しいほどわずかで、黄色いオリモノの端にかすかにうす~いピンクがにじんでいるかなぁ、という程度なのに、出血を強調して説明するあたりに妻の心配の度合いが伝わってきます。と同時に盛らずに正確に伝えたほうがいいのに、と思ってしまいます。

ちなみにこのとき電話した病院はかかりつけのクリニックではなく、この時間(夜間)も救急外来をしている総合病院に相談しました。

カイ
カイ
で、なんだって?
妻
このあと痛みと出血が悪化しなければ朝になってからかかりつけの病院を受診してみてください、だって。
カイ
カイ
よし、
じゃあ明日行くか。
妻
うん。。。

・・・

と返事をしたもののネットで調べることをやめない妻とここでちょっと言い合いになってしまいました。

カイ
カイ
病院に電話までしたのに何を調べてるの?
何を疑ってるの?
何もかも疑ってない?
妻
・・・
前回(の受診が)定期健診じゃない日だったせいか先生の感じが悪かったんだよ。
カイ
カイ
は?
何それ?
なんだ急に?
どういうこと?

・・・

どうやら3日前におなかの痛みと張りで病院に行ったとき、先生とのやりとりで嫌な思いをしていたようです。(関連記事:妊娠15週目(妊娠4か月の後半)、つわり軽減も膀胱炎でおなかに痛みが。

以下がそのときのやりとりです。
(当時のやりとりの再現で話の本質は合っていますが、会話の一字一句は記憶から作成しているので正確性に欠けます。〇の部分は思い出せない部分です。)

医師
医師
張りは大丈夫そうだけど、張ってる感じがするならしょうがないね。
張り止めの薬出そうか。
妻
はい。
あっ、
〇〇の証明書ほしいですけど。
医師
医師
うん出すよ。
では待合室でお待ちくださーい。
妻
あっ、
もう1つ聞きたいんですけど、
医師
医師
なに?
妻
〇〇〇〇・・・
〇〇〇〇・・・
医師
医師
〇〇〇〇・・・
〇〇〇〇・・・
はい、もういいかな?

・・・

と説明する妻。とそれを初めて知る僕。

妻
って感じ。
で、病院に行きづらい。

・・・

数日前に予定外の受診で嫌な思いをしたばかりでまた受診するのは嫌だということらしい。

僕は怒ってしまいました。医者にではなく妻に対して。

カイ
カイ
ふぅ、
キミはまだ覚悟がないの?
カイ
カイ
妊娠中に仕事でさ、
普段は事務で、
たまにある車の運転が嫌なのに、あとあとの(職場の)人間関係に影響しそうだから、運転を代わってほしい、と言えない。
普段つわりがきつくてウォーキングすらしないのに、急に外回りになって寒い中1時間近く歩くことになっても、それを断ったり、外回り中に休憩したいとも言えない。
その結果、痛みと張り、そしてわずかな出血で病院に電話するのはいいよ。
で(悪化しなければ)明日受診してみて、と言われてるのに、かかりつけの医者の前回の態度が微妙だったから明日行くのが迷う、ってさ
カイ
カイ
・・・
覚悟がないよ!
さっきから天秤の重さがおかしいよ!
妻
・・・
カイ
カイ
赤ちゃんと自分のことを守らなきゃいけないんだから覚悟しろよ!
病院行って言いたいこと、気になること聞いて来い!
嫌な態度とられたらハッキリ言ってやるか文句言うか好きにして来い!
別に病院変えたっていいし変えなくたっていいんだ。
赤ちゃんが心配なら先生の態度なんかどうでもいいだろ!
安心できるまで聞いてこいよ!
赤ちゃんと自分を守る覚悟が必要でしょ!
妻
・・・
・・・
わかった。

・・・

それでも妻はモヤモヤとした思いの様子です。

妻
前回、(先生が)何かを見逃してる、ってことはない?
カイ
カイ
えっ、
そりゃ、ありえるよ。
・・・
キミ、それもう病気だよ。
心配病。
そりゃ見逃しもありえるけど、そんな考えだったらどこの病院でどんな先生に診てもらっても些細なことが気になって気になってしかたない病になるよ。
妻
・・・

・・・

そしてお互いなかなか寝られず、0時半、妻がやっと寝る。

妻はいつも平日は遅くても22時半には寝てる。この夜更かしによる睡眠不足はよくない! そして僕が眠れないまま2時半。。。 妻は大きなイビキをかいて寝ています。そういえば妻のイビキを聞いたのは久しぶりです。疲れてるんじゃん!ダメだろ、こんなに疲れちゃ。せっかく土日はほとんど動かず過ごしたのに月曜から(仕事で)外を1時間近く歩いて、普段ほとんどない残業までするなんて。

仕事と赤ちゃんと妻自身、妻にとっては仕事も赤ちゃんと同じくらい大事なのだろうか。せめて今だけ赤ちゃん第一にならないのだろうか。

妊娠16週1日:2019年2月26日

病院に行くつもりでしたが、朝起きて出血もなく痛みや張りも和らぎ、気持ちも落ち着いたようなので、妻の意思を優先して今日1日様子を見ることにしました。午後や夕方からでも病院に行くことはできるので。

昼休み、妻は出産を経験している親しい人に、出血や張り、痛みなどいろいろと話を聞くことができて気分がらくになったようです。情報の共有は大事ですね。

なんとか仕事が終わる。張りや生理痛のようなチクチクする痛みはあるものの大丈夫そう。

シャワーを浴び、夕飯を食べて一息。

妻
なんだか張りと痛みが気になってきた。
オリモノもかすかにピンクがにじんでいる?ような気がする。
カイ
カイ
心音聴いてみる?
妻
うん。

・・・

エンジェルサウンズで元気な臍帯音と心音を確認。

20時過ぎにもう一度オリモノを確認。さっきよりもピンクが出ている。素人目には危ない色ではないが気にはなる。

カイ
カイ
やっぱり明日病院に行こう。
妻
うん。

妊娠16週2日:2019年2月27日

病院へ行って診察を受けると少量だけど出血が認められ。痛みと張りがあるため、1週間の自宅静養を指示される。

妻
仕事は休んだほうがいいんですよね?
医師
医師
うん、そうだね。
休めない?
診断書出しますよ。
妻
あっ、お願いします。

・・・

渡された診断書には

切迫流産

と記載されていました。

先生との話の中では「切迫流産」という言葉が出てこなかったので診断書を見て妻はちょっと驚いたようです。

妻
切迫流産になるんだ、私。
カイ
カイ
まぁ、
そうなるんだろうね。
切迫流産って言葉がよくないよね。
いや、言葉の意味はわかるよ。
流産のリスクがあります、というのはわかる。
でも「流産」ってつくとね。
妻
そうだよね。

・・・

ということでクリニックの帰りにそのまま妻の職場へ行って診断書の提出と1週間休むことの報告を済ます。

妻の職場の上司や同僚、妻の父母など、切迫流産がどういう状態なのかをちゃんとわかっていない人に切迫流産だと伝えるとみんな

「流産?!」

と勘違いして心配そうな反応をすることに驚いた。

切迫流産は流産ではありません。

妊娠16週3日:2019年2月28日

自宅安静2日目

出血はないが張りと痛みが継続中。

張り、痛み、出血で話題に出ていませんが、実はつわりの気持ち悪さもまだ完全になくなったわけではなく、そこがまたつらいらしい。

張りが強くて夜中に目が覚める。

妊娠16週4日:2019年3月1日

自宅安静3日目

張りと痛みが継続中。

張りがひどくて眠れない。

自宅安静中で仕事を休んでいるので、寝ようと思えば昼も眠れるけど、夜中に目が覚めるのはつらいようです。

妊娠16週6日:2019年3月3日

自宅安静5日目

痛みが少なくなってきたようです。

張りは和らいだり張ったりの繰り返し。

妻は相変わらずネットで似たような記事を何度も何時間も見ています。

カイ
カイ
調べすぎじゃない?
妻
・・・
カイ
カイ
調べるのはいいことだけど、さすがに調べすぎでしょ。
調べても結果は変わらないのに何時間も調べ続ける意味がどこにある?
答えはいっしょ。
それでも心配なら病院に行けばいいじゃん。
ネットにキミと完全に同じ症状の人はいない!
似た人はいるよ。
だから無理に当てはめる必要はない。
それよりも普段の食事や生活、睡眠、運動に気をつかってほしい。
そのへんは適当なのに体の異変に関することだけに過剰な反応と意欲的な姿勢を見せるのは何か違う気がする。
妻
・・・
うん。。。

・・・

逆に僕は妻に言い過ぎてるかもしれません。

一生懸命支えているつもりでも、実は不十分かもしれないし、言い合いになるほど言いたいことがあっても、胸にしまっておいたほうがいいのかもしれません。

妻は妻で悩み、僕は僕で悩み続けています。